公務員はホワイト企業?ブラック企業?

今回は、公務員はホワイト企業なのか、ブラック企業かをテーマにしたいと思います。

まず前提として、国や地方自治体、部署によって大きく異なります。そのため、私が実際に働いている感覚や実際に見たり聞いたりした体験を元にお話しするので、あくまでも参考程度に。

 

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【残業時間はどれくらい?】

私の仕事の業界(「○○畑」とよく呼ばれます)は繁忙期とそうでない時期がはっきり分かれている部署です。繁忙期は月30時間程度残業しています。落ち着いている時期はほとんど残業ありません。もちろん残業代も出るので、個人的な感想ですが、この程度ならばホワイト企業ではないかと思います。

ちなみに私の部署は窓口はなく、とある事業の統括を仕事としています。また、他の部署から異動してきた同僚の中には、前の職場では一年を通して全く残業していなかった、という人もいます。

 

しかし、ホワイトな職場だけではありません。

毎月50〜100時間残業する部署も存在します。例えば、コロナ関連の部署。非常に多忙で、終電間際に退勤する職員もよく耳にします。

さらに、近隣の市役所から転職してきた同僚の話ですが、残業がかなりあったが残業代がでなかった経験があるようです。しかも土日出勤も当たり前で、「要領が悪くて仕事が終わらず残業するのだから、残業代出ないのは当たり前」という考えが定着していたらしいです。

....この例はブラック企業そのものですね。

また、とある省に出向した経験のある上司は、毎日終電で倒れるかと思った...という話も聞いたことがあります。恐ろし過ぎます。

 

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【休暇は取れるの?】

私の部署でいうと、繁忙期を避ければ有休休暇は必ず取得できます入庁1年目の時も20日間のうち15日間も取得していました。さらに、公務員ならではの、午前休・午後休・1時間単位の時間休の制度もあり、色々な休み方ができます(実施していない自治体もあります)。このような休み方を導入している民間企業はあまり多くなく、珍しい休み方だと思います。また、土日出勤はもちろんなく、仕事の都合上出勤したとしても、平日に代休を設定できたり、手当が出るので、そこまで苦ではありません。

 

しかし、これらの状況も部署によります。有休休暇が使えきれず切り捨て(有休休暇は合計40時間まで繰り越しできず、超えた時間は消滅します)になった経験がある上司によると、休みやすいかどうかはその部署の風土や上司によって決まるそうです。

さらに、間接的に聞いたり話ですが、とある同年代の国税専門官は、体育会系過ぎて有休休暇が取れず、入庁2〜3年目で早くも切り捨ててしまったみたいです。

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【まとめ】

私の体感でいうと、公務員は民間企業と比べ、ホワイトな部署がやや多いのではないでしょうか。ただし、ブラックな部署も多く実在しており、公務員と一括りにするのは難しく、民間企業とさほど差はないのではないかと思います。でもやはり、「安定している」という面ではホワイト企業と断言できますよ!